「クレジットカードを持っていないけど、韓国旅行は現金だけでも大丈夫?」「スマホ決済やT-moneyがなくても不便じゃない?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
韓国はキャッシュレス化が進んでいますが、現金しか使えない場所も残っています。
本記事では、現金のみで韓国旅行を楽しめるのかどうかを、実際に必要なシーンや注意点とあわせて詳しく解説します。
現金のみでも韓国旅行は可能

韓国旅行を現金だけで済ませたいと考えている方にとって、一番気になるのは「カードなしでもちゃんと旅ができるのか」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、ソウルや釜山などの都市部であれば、ある程度の不便を覚悟すれば現金のみでも旅行は可能です。
実際、ローカルな飲食店や屋台、市場などでは今でも現金払いが一般的で、そうした場所だけを巡る旅なら十分対応できます。
現金だけで問題ない場所もある
韓国旅行では、現金だけでもまったく問題なく利用できる場所があります。
特に代表的なのが、屋台やローカル市場、そして地方の個人経営の飲食店です。
こうした場所では、今もカード決済に対応していないケースが多く、現金がないと購入自体ができないこともあるため注意が必要です。
ローカル市場や屋台は現金が主流
ソウルの「広蔵市場」や「南大門市場」、釜山の「チャガルチ市場」などでは、現地の人が日常的に買い物をしており、現金払いが基本です。


私が良く行くお店です。
小さな定食屋さんではカードが使えないケースもなくはないですね。
こうしたスポットでは、1,000〜5,000ウォン程度の少額決済が多く、現金だけでも問題ありません。
地方の食堂や個人経営の店も現金中心
地方都市に足を延ばすと、カード利用はさらに難しくなる傾向があります。
地元の人が通うような小さな食堂やカフェでは、カードを提示しても「使えません」と言われることも珍しくありません。
特に、年配の方が経営しているお店では、クレジットカードの読み取り機自体を置いていないこともあります。
イベントやフリーマーケットも現金必須
また、屋外のフリーマーケットや季節のイベント、ローカルフェスなどでも、出店者の多くは現金払いのみの対応です。
手作り雑貨やご当地グルメを気軽に楽しむためには、小額の現金を持っておくことが安心につながります。

実際のところ、韓国旅行中でも現金の出番は少なくありません。
特にローカルな体験を重視したい方や、予算を抑えて旅を楽しみたい方にとって、現金を準備しておくことは快適な旅の第一歩といえるでしょう。
韓国旅行で現金はいくら必要?

韓国では実際いくらくらいの現金が必要なのか気になるのではないでしょうか。
個人的には、1日10,000円を目安に持っておくこと安心だと思います。

もちろん、ショッピング目的だと足りませんが…。
宿泊数×10,000円を持っていくとある程度安心して旅行を楽しむことができます。
韓国と日本の物価はほぼ同じ
おおよそですが、韓国と日本の物価はほぼ同じです。
近年韓国は物価のインフレがすさまじいですが、ほぼ日本と同額でショッピングが楽しめます。
旅行の目的やクレカの有無によって異なりますが、最低でも宿泊数×5000円の現金は用意しておくことをおすすめします。
実際のところ、現金のみでも韓国旅行は不可能ではありませんがいろんなデメリットがあります。
現金のみで韓国旅行をするデメリット

韓国旅行を現金だけで乗り切ろうと考える方にとって、「カードがなくてもいける」という安心感がある一方で、実際には見落としがちな不便やリスクも存在します。
ここでは、現金だけに頼った場合の5つのデメリットを具体的に解説します。
支払いに対応できないケースがある
近年の韓国では、クレジットカードやQR決済(Kakao Pay、Naver Payなど)、さらにはApple PayやSamsung Payといったモバイル決済の普及が進んでおり、カードが「標準」とされる場面が多くなっています。
カフェチェーン、コスメショップ、ホテル、さらには一部の自動販売機まで、現金非対応の場所が増加中です。
とくに都市部では「現金は使えません」と断られることもあるため、支払い手段が現金しかないと、入りたかったお店を諦めなければならない場面も。
韓国は「キャッシュレス社会」に向かっているという前提を忘れずに旅を計画する必要があります。
ホテル予約やチェックインが不便になる
多くの韓国のホテルでは、宿泊予約の際にクレジットカードの情報を求められることが一般的です。
現金のみだと、そもそも予約ができなかったり、多額の現金をその場で預けなければならない可能性があります。
ゲストハウスや小規模な宿泊施設であれば現金対応のところもありますが、そのぶん選択肢は限られてしまいます。
「行ってみたら泊まれなかった」という事態を避けるためにも、宿の支払い方法は事前確認が欠かせません。
T-moneyや交通関連でも制約がある
現金のみしかもっていないと、電車に乗るときに不便です。
韓国旅行ではT-moneyカードを使ってバスや地下鉄に乗るのが一般的ですが、チャージ機や券売機がクレジットカード対応のみという場所も存在します。


上の画像がT-moneyカードです。
また、地方に行くと交通手段そのものが現金非対応だったり、逆にT-moneyが使えないローカルバスもあったりするため、現金だけではどちらにせよ不便を感じやすくなります。
防犯上のリスクが高い
もうひとつの大きなデメリットが「防犯リスク」です。
現金を大量に持ち歩いていると、スリや置き引きの被害に遭った際に被害額が大きくなります。
特に女性の一人旅や、荷物が多くなりがちな旅行スタイルの場合は、財布の膨らみやすさ、鞄の管理しにくさなどがリスクになります。
現金は複数の場所に分けて保管し、外出時は必要最低限の金額だけを持ち歩くのが安全です。
韓国では小銭の使い道がない
韓国旅行で現金を使う場面はまだまだありますが、小銭の使い道はありません。
韓国では、1ウォン硬貨と5ウォン硬貨はほぼ流通しておらず、レジでのお釣りにも登場しません。
日本円で言えば、1円玉や5円玉のような存在ですが、スーパーやコンビニでも見かけることはまずありません。
。理由としては、物価上昇とキャッシュレス化の進展により、1ウォン単位での支払いが不要になっているためです。

韓国と日本の物価はほぼ同じで、1ウォンはほぼ0.1円です。
買い物で使い道はありません。
現金のみで韓国旅行をした場合財布に小銭がたまっていきますが、貯まった小銭を使う機会はほぼありません。
無駄に日本に持ち帰ることになります。
現金+クレジットカードがおすすめ

韓国旅行では、現金だけでもある程度の行動は可能ですが、クレジットカードがうまく組み合わせることで安心かつスムーズな旅を楽しめます。
現金とカードどっちか片方、というわけではなく、両方を準備して使い分けることをおすすめします。
韓国の決済事情はエリアやお店によって異なり、どちらか一方だけに頼ると不便に感じる場面が出てくることもあります。
現金とクレカを使い分ける
韓国旅行中は、場面ごとに決済手段を使い分けることが最も現実的です。
たとえば、ホテルやチェーン系カフェ、大型ショッピングモール、百貨店などではクレジットカードが主流で、スムーズに決済できます。
一方で、現金が必要になるのは屋台やローカル市場、小規模な飲食店、地方のバスや公衆トイレなど。とくに1,000ウォン〜5,000ウォンといった少額の支払いでは、カードが使えないことが多いため、現金を1〜2万円分程度用意しておくと安心です。
目的地や予定しているアクティビティに応じて、使い分けの計画を立てておくと、旅先でのストレスを減らすことができます。
クレジットカードのメリットは想像以上
「なるべく現金で済ませたい」と考える方も多いかもしれませんが、クレジットカードには旅行中だからこそ活きるメリットがたくさんあります。
まず、両替の手間が省けるうえに、為替レートが両替所より有利なこともあります。
特にVISAやMastercard、Amexなどは比較的レートが良く、換金するよりもお得に感じられることも。
また、財布の中がかさばらないのも女性にはうれしいポイント。
小銭で財布が膨らむこともなく、身軽に街歩きができるのはカードならではの利便性です。
海外旅行保険が付帯するクレジットカードも多いので、万が一の時も安心です。
現金だけではカバーしきれないリスクもある
現金しか持っていない場合、旅先で思わぬ不便やリスクに直面することもあります。
また、予約サイトでの支払いやアプリでのオンライン決済も、基本的にはクレジットカードが必要です。
現地で新たに予定を変更したいとき、カードがあれば即時予約や支払いが可能なため、旅に柔軟性が生まれます。
さらに、現金が予想より早くなくなった場合の備えとしても、クレジットカードを1枚持っておけば大きな安心材料になります。
クレジットカードはATMでのキャッシングもできるため、「万が一」に備えた保険としても有効です。

最低でもプリペイドカードは準備しよう
韓国旅行では現金をメインに使いたい方や、クレジットカードを持っていない方も多いと思います。
最低でも韓国旅行用のクレジットカード1枚はほしいところではありますが、どうしてもクレジットカードを使いたくないという方もいるでしょう。
そんなときに役立つのが、プリペイドカードや電子決済マネーです。

電子マネーは現金はでも使いやすい
電子マネーは事前に入金した額を使えるプリペイド式なので、クレジットカードの不正利用や紛失が怖いという方でもある程度安心して利用できます。
韓国で人気の電子マネー以下の4つです。
- WOWPASS
- T-moneyカード
- NAMANEカード
- EZLカード
個人的に、WOWPASSとT-moneyカードは使いどころが多いので持っていて損はないのかなと思います。
どうしても現金だけで旅行したいという方は、交通機関で使えるT-moneyカードだけでも持っておくことをおすすめします。


T-moneyカードは空港や駅構内で購入することができますよ。
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