韓国の2月は、まだ冬の寒さが残る季節ですが、少しずつ春の気配も感じられる時期です。
そんな2月の韓国は、旧正月(ソルラル)やバレンタインシーズンなど、イベントも多く、旅行を楽しむには魅力の詰まったタイミングです。
この記事では、2月の韓国旅行ををわかりやすくまとめています。
2月の韓国の気温
韓国の2月は、冬の寒さがまだ色濃く残る季節です。
ただし、寒さは1月のピークを過ぎているため、地域によっては少しずつ春の気配を感じることもあります。
降雪や乾燥への対策は引き続き必要ですが、日差しの温かさや服装の変化など、旅の計画に影響する気候の違いを知っておくと安心です。
2月の韓国の気候と気温の目安
韓国の2月は、全体としてまだ冬の中にありますが、月の後半には少しずつ寒さが和らぎ始めます。
ただし朝晩は依然として氷点下になることが多く、地域によっては厳しい寒さが続く場所もあります。風が強く、体感温度が実際の気温よりも低く感じられるのが特徴です。
ソウル・釜山・済州島の気温比較
韓国は南北に長いため、地域によって冬の体感が大きく異なります。
代表的な韓国3都市の2月の平均気温データを表にまとめました。
都市 | 平均気温 | 降水量 |
---|---|---|
ソウル | −0.5℃ | 約25mm |
釜山 | 4.7℃ | 約40mm |
済州島 | 6.1℃ | 約50mm |
出典:韓国気象庁
このように、同じ2月でもソウルと済州島では気温差がかなりあります。
南の地域ほど気温が高く、降水量もやや多めとなっています。
滞在先の地域ごとの気候を確認し、服装やスケジュールに反映させることが大切です。
雪や乾燥にも注意点
2月の韓国では、地域によっては降雪が続くこともあります。
ソウルをはじめとする内陸部では、2月上旬に雪が積もることがあり、観光時に足元が滑りやすくなることもあるので注意が必要です。

防滑加工の靴や滑り止め付きブーツを用意しておくと安心ですね。
また、空気の乾燥も引き続き深刻です。
韓国の冬は日本よりも湿度が低く、特に室内では暖房による乾燥が顕著です。
リップクリームや保湿クリーム、マスク、携帯加湿器などを準備しておくと、肌や喉のトラブルを防ぐことができます。
風も冷たく、体感温度が実際の気温よりさらに低く感じられるため、しっかりとした防寒対策が求められます。
とくに朝晩の外出や、郊外への観光を予定している場合は、防風性の高いアウターを選ぶのがおすすめです。
2月の韓国旅行の費用
2月は韓国旅行の隠れた狙い目シーズン。
航空券やホテルが比較的手頃になりやすく、冬物ファッションのセールも終盤を迎えているため、2月はショッピングを目的とする方にとっても魅力的なタイミングです。
ただし、卒業旅行やバレンタインシーズンが重なることで混雑する日程もあるため、旅費とスケジュールのバランスを考えて計画するのがポイントです。
航空券・ホテルの価格帯
2月は1月の年末年始や旧正月(ソルラル)シーズンを過ぎたあとということもあり、基本的には旅行需要が落ち着くタイミングです。
項目 | 費用の目安 | 補足 |
---|---|---|
航空券(往復) | 15,000〜30,000円 | LCC利用・時期により変動 |
宿泊費(2泊) | 6,000〜20,000円 | ゲストハウス〜中級ホテル |
食費 | 5,000〜9,000円 | 屋台・カフェ中心の想定 |
交通費 | 1,000〜2,000円 | T-moneyカード利用 |
観光・レジャー費 | 1,000〜3,000円 | 入場料や体験など |
ショッピング・雑費 | 5,000〜10,000円 | コスメ・服・おみやげ等 |
合計目安 | 33,000〜74,000円 | 旅のスタイルにより変動 |
航空券・宿泊費ともに比較的安くなる傾向があります。
ホテルについても、明洞や弘大など人気エリアの3つ星クラスが1泊5,000〜8,000円前後と、コストを抑えて宿泊するには良い時期です。
高級ホテルやデザインホテルも割引が入りやすく、同価格帯でワンランク上の滞在が叶いやすいのもこの時期ならではの魅力です。

予約のコツとしては、出発の3〜5週間前までに航空券と宿を同時に抑えておくと、トータルでのコスパが高まります。
特に卒業旅行シーズンと重なる週末や連休は価格が高騰する傾向があるため、平日を選ぶだけでも費用を大きく抑えることが可能です。

私が韓国旅行に予約するときは、以下の3社のどれかを利用しています。

2月はセール終盤!ショッピングの狙い目
韓国では12月〜2月にかけて、全国的に「ウィンターセール」が開催されており、2月はその終盤にあたる時期です。
とくに大型百貨店やブランドショップ、ファッションビル(ロッテ百貨店、現代百貨店、emart、ホンデ・カロスキルエリアなど)では、在庫処分も兼ねた最大70〜80%オフのクリアランスセールが行われます。
この時期は冬物のアウター・ニット・ブーツなどが大幅値下げされるほか、コスメブランドでもバレンタインや新作発売にあわせた限定セットやノベルティ配布が行われるなど、買い物の楽しみが尽きません。
カード会社やアプリ経由の割引クーポンを事前にチェックしておくのも賢い選択です。
卒業旅行・バレンタイン時期の混雑に注意
2月は大学生や高校生の卒業旅行シーズンと重なり、特に日本の2月後半は長期休みに入る学校も多いため、10代〜20代の旅行者が増える時期です。
観光地やショッピングモール、カフェなども混雑が予想されるため、落ち着いて旅行を楽しみたい方は平日を狙うか、週末を避ける日程にするのが理想的です。
また、バレンタインに合わせたイベントや限定メニューが登場するため、混雑を楽しむ気持ちで計画を立てるのもひとつの方法です。
いずれにしても、混雑が予想される日は早めの移動や事前予約を心がけることで、ストレスを最小限に抑えることができます。
2026年は2月に旧正月(ソルラル)がある
2026年は2月17日(火)が旧正月(ソルラル)にあたるため、その前後の時期は韓国国内の移動や観光需要が高まり、航空券やホテルの費用が一時的に高騰する傾向があります。
韓国では2月16日(月)から2月18日(水)まで3連休となります。

最近では、ソルラルの連休で旅行をする方も増えています。
ホテルや航空券の高騰が予測されるので、2026年の2月に韓国「旅行を計画する際は、ソルラルを避けた日程を選ぶか、早めの予約を心がけると安心です。
2月におすすめの韓国観光スポット
2月の韓国は平均気温が氷点下になることも多く、屋外での活動は厳しいと感じるかもしれません。
しかし、ご安心ください。
ソウルを中心に、暖かく快適に過ごせる魅力的な屋内施設が数多く存在します。
歴史や文化に触れたり、最新トレンドを体験したりと、充実した時間を過ごせる場所をご紹介します。
美術館・博物館で韓国の奥深い文化と芸術に浸る
韓国の美術館や博物館は、単に展示を見るだけでなく、その空間デザインやコンセプト自体がアート作品のような場所も多く、寒い日でも知的好奇心を満たしながら時間を忘れて没頭できます。
国立中央博物館
龍山(ヨンサン)にある国立中央博物館は、韓国の歴史と文化を網羅した国内最大級の博物館です。
先史時代から現代に至るまでの貴重な遺物や美術品が体系的に展示されており、その広大な敷地と充実したコレクションは、一日中いても飽きることがありません。
特に、広々とした館内は暖房がしっかり効いているため、凍えるような外気から逃れて快適に過ごすには最適です。
韓国の歴史的背景を深く理解することで、旅がより一層豊かなものになるでしょう。
東大門デザインプラザ(DDP)
近未来的な外観が目を引く東大門デザインプラザ(DDP)は、世界的な建築家ザハ・ハディッドが設計したソウルのランドマークです。
デザインとアートの複合文化空間として、様々な企画展示やイベントが頻繁に開催されています。流行に敏感な人々が集まり、最先端のデザインやトレンドを肌で感じられる場所として人気です。
カフェやショップも併設されており、休憩を挟みながらゆっくりと過ごせます。
信頼できるソース: 東大門デザインプラザ(DDP)公式サイト
大型ショッピングモールで楽しむ
韓国のショッピングモールや百貨店は、単なる買い物スポット以上のエンターテイメント空間です。
暖かく快適な空間で、最新のファッション、コスメ、雑貨をチェックしたり、世界各国のグルメを堪能したりと、飽きることなく楽しめます。
COEXモール(コエックスモール)
地下鉄三成(サムソン)駅に直結しているCOEXモールは、巨大な複合施設です。
広大な敷地内には、国内外の有名ブランドショップ、バラエティ豊かなレストラン、映画館、そして「COEXアクアリウム」といったアトラクションまで揃っています。
特に、SNSで大人気の「星空図書館」は、天井まで届く巨大な本棚と開放的な空間が特徴で、幻想的な雰囲気の中で読書や休憩を楽しめます。一日中ここだけで過ごせるほどの充実度です。
ロッテ百貨店・新世界百貨店(明洞本店など)
ソウルの主要エリアに店舗を構えるロッテ百貨店は、韓国の最新トレンドが集まる場所です。
高級ブランドから人気の韓国コスメ、ファッションアイテム、そして豊富なお土産まで、幅広い商品が揃っています。
特に、地下の食品フロア(デパ地下)は、韓国ならではの惣菜やスイーツ、フレッシュな食材が並び、グルメ好きにはたまらないスポットです。温かい空間で、質の高いショッピング体験ができます。
チムジルバン・スパで体の芯から温まる
冷え切った体を温めるのに最適なのが、韓国ならではの温浴施設「チムジルバン」や高級スパです。
外部リンク:明洞花マッド汗蒸幕

旅の疲れを癒やしながら、美容と健康も手に入れられる一石二鳥のスポットです。
一般的なチムジルバン施設 韓国のチムジルバンは、様々な温度のサウナや汗蒸幕(ハンジュンマク)、お風呂、仮眠室、食堂などが一体となった複合温浴施設です。
汗を流してデトックス効果を高めたり、マッサージを受けたりと、自分に合った方法でリラックスできます。
特に2月の寒い時期には、体の芯から温まり、旅の疲れを癒やす最高の場所となるでしょう。
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