3月の韓国旅行を詳しく解説！気温は寒い？費用・注意点についても紹介

2月は韓国旅行は閑散期ですが、3月になると少しずつ旅行客も増えてきます。

しかし、3月の韓国旅行は寒い日も多いため注意が必要です。

この記事では、3月の韓国旅行の気温やおすすめスポットを詳しく解説します。

3月の韓国旅行は寒い？

3月は春の訪れを感じられますが、韓国はまだまだ寒いです。

3月の韓国は寒いためしっかりと防寒対策をしましょう。

昼は少し暖かく感じる日もありますが、朝晩は寒くコートやマフラー、手袋などが必要です。

また、寒暖差が日本よりも激しいため、風邪をひかないように気を付けましょう。

風が強い日は特に寒さを感じやすく、海沿いの都市では内陸部より風が強く冷たく吹くことがあります。

一方で日差しが強い日もあるため韓国に行く直前はもちろん、韓国滞在中も毎日天気予報をチェックしましょう。

3月の韓国の気温

3月の韓国・ソウルの平均気温は6.1℃と、肌寒い日が続きます。
以下の表は韓国の主要7都市の3月平均気温です。

都市名	3月平均気温	降水量
ソウル	6.1	36.9
釜山	9.1	89.6
仁川	6.0	29.1
春川	5.0	33.3
大田	6.6	50.6
浦項	8.6	60.5
済州	9.8	87.6

参考：気象庁の世界の地点別平年値

平均気温は南部でも10℃を下回り、乾燥していて雨はあまり降りません。
実際は日中と夜間で気温が大きく異なるため、平均気温と降水量はあくまでも目安にしてください。

とはいえ、気象条件は年によって異なるため、旅行時に最新の天気情報を確認することをおすすめします。

また、3月上旬・中旬・下旬でも気温が変わります。

3月上旬はまだまだ冷え込むことが多く、気温も低めです。
一方で3月下旬になると、いよいよ春らしく日中は気温が20℃近くまで上昇します。

着用必須アイテム

3月の韓国で着用必須アイテムは以下の通りです。

3月の韓国はまだ寒いので、厚手のアウターや防寒具は忘れず準備しましょう。

3月下旬に韓国へ行く場合は、日中に着用するための薄手のコートやジャケットを持って行きましょう。

ホテルではガウンが用意されていますが、ゲストハウスや民泊を利用する場合は、パジャマや部屋着があったほうが良いです。

加えて、3月の韓国はPM2.5や黄砂が飛来することが多いので、マスクを持参もおすすめします。
さらに、3月から紫外線が強くなるため、気になる方はサングラスも持参すると良いでしょう。

おすすめの服装

3月に韓国へ旅行するときのおすすめの服装を紹介します。

3月上旬

• ダウンジャケット
• ニット・裏起毛付きパンツ
• ネックウォーマー・手袋
• スニーカー

3月上旬は日中もまだ寒いため、ニットにダウンジャケットを着て裏起毛付きのパンツを履き、しっかり防寒しましょう。
ネックウォーマーや手袋をするのもおすすめです。

靴は韓国でスニーカーを履いている人が多いので、歩きやすいスニーカーをおすすめします。

ただし、スニーカーだと通気性が良く少し寒く感じられるかもしれません。
その場合は、防水性のある靴がおすすめです。

3月中旬

• ウールコート
• ハイネックニット
• 厚手のジーンズ
• スニーカー

3月中旬は寒の戻りがありますが、日中暖かい日が増えてきます。

特にこの時期は1日の寒暖差が激しく、昼と夜の気温差が15～20℃にもなることもあるため、夜の外出の際は注意しましょう。

まだ寒さ対策が必要なので、ウールコートやハイネックニットが活躍します。

予定に合わせて、重ね着をするなどの工夫をしましょう。

3月下旬

• トレンチコート
• パーカー
• ストレッチパンツ
• スニーカー

3月下旬は昼に歩いて観光したり、お店の中に入ったりすると暑く感じることがあります。

そのため、インナーは薄手のニットやスウェットにカーディガンやパーカーの重ね着など、脱いだり羽織ったりしやすいコーディネートが良いでしょう。

アウターはトレンチコートやマウンテンパーカー、ライナー付きのアウターなどがおすすめです。
薄手のストールを巻くのもおすすめです。

3月の韓国旅行の費用は？

3月の韓国旅行の費用はツアーか個人旅行か、旅行日数、移動手段などで変わりますが、基本的に航空費や宿泊費、交通費、食費などがかかります。

日本から近い韓国への旅行では、日数は2泊3日や3泊4日が人気です。

以下では、個人旅行の場合の2泊3日の費用目安と3泊4日の費用目安を紹介します。

2泊3日の費用目安

2泊3日の韓国旅行の費用目安は、一人7.4万円～です。

項目	費用目安
航空費（往復）	30,000円～
宿泊費	10,000円～
交通費	5,000円～
食費	10,000円～
観光費	10,000円～
お土産代	5,000円～
通信費	3,000円～
海外旅行保険	1,000円～
合計	74,000円～

上記はあくまでも目安です。
航空費はagodaで3/8の関西国際空港ー仁川国際空港間の航空券を検索したところ、片道1.7万円ほどでした。

もちろん検索するタイミングによっても料金は大きく異なります。

そのため、最低金額の7.4万円でも十分に旅行できるでしょう。

また、海外旅行保険は持っているクレジットカードに付帯している場合もあります。

持っているだけで料金を払わず自動的に補償を受けられるカード会社もありますが、中には航空費や宿泊費を支払うことなどの条件を満たす必要があります。

出国前に必ず自分のクレジットカード付帯の海外旅行保険について確認しましょう。

3日4日の費用目安

3泊4日の韓国旅行の費用目安は、一人8.6万円～です。

3月は比較的安価で韓国旅行できるため、宿泊日数が増えても以下の費用で旅行できます。

項目	費用目安
航空費（往復）	30,000円～
宿泊費	15,000円～
交通費	6,000円～
食費	15,000円～
観光費	15,000円～
お土産代	5,000円～
通信費	4,000円～
海外旅行保険	2,000円～
合計	86,000円～

上記はあくまでも目安です。

3泊4日あれば、観光や買い物などバランスよく韓国を堪能できます。
1都市のみでなく、2都市以上旅行する場合は、交通費が目安よりも多くかかる可能性があります。

3月に3泊4日の韓国旅行をしたいのなら、8.6万円以上用意しましょう。

3月の韓国旅行の注意点

3月に韓国旅行する場合、注意点が以下の2つあります。

三一節

3月1日の三一節では、デモなどにむやみに近づくのは避けましょう。

三一節は3月1日に日本の統治に対して反発し、独立運動を起こした「三・一独立運動」を記念した日です。

韓国の国旗が揚げられたり、大統領が記念式典で演説したり、殉死者を追悼する行事が行われます。

私は2019年3月1日に韓国旅行をしていました。

2019年は三・一独立運動の100年周年のため、伝統公演をしたり、景福宮を含む5大宮殿の入場料が無料になったり、特別な年でした。

また、ソウル市庁の近くではパレードを行っており、博物館では三・一独立運動についての特別展も開催していました。

実際に、2019年の三一節には外務省が邦人はむやみに外出しないように注意喚起をしています。

日本人だから危険ということはありませんが、愛国心が高まる日であるためデモに不必要に近づき、衝突しないようにしましょう。

PM2.5と黄砂の飛来

3月の韓国ではPM2.5や黄砂が飛来します。

PM2.5は2.5μm以下の粒子のことで、吸い込むと肺の奥深くまで入り込み、肺がんや呼吸系に影響を与えるため、循環器系への影響が懸念されています。

参考リンク：環境省PM2.5に関するよくある質問

韓国は中国に近いため多くのPM2.5が飛来し、空気が汚れたり咳が止まらなくなったりするなどの症状が出ます。

また、黄砂は、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など東アジア砂漠域から強風によって吹き上げられた多量の砂やちりが、上空の風で運ばれてくる現象です。

近年は地球温暖化により被害が拡大していて、ソウルでは高層ビルが黄色くかすむほど黄砂に覆われる日もあります。

PM2.5や黄砂の被害度合いは、リアルタイムPM2.5大気汚染指数（AQI）などインターネット上で確認できるため、毎日チェックしましょう。

マスクを着用することをおすすめします。

もし、持ってきていなかったり手持ちのマスクが切れたりしたら、韓国製の「KF94マスク」がおすすめです。

外部リンク：KF94マスク

「KF94」の表記がPM2.5や黄砂に対応しているマスクという意味です。
韓国製「KF94マスク」はスーパーやコンビニ、薬局などで購入できます。