冬場は韓国旅行に行く人も少なくなり、旅行業界はオフシーズンといわれます。
この記事では、12月に韓国旅行に行く人のために、気温やイベント、気を付けるべきことなど知っておいた方がいいことを詳しくまとめます。
12月の韓国旅行は寒い!
まず注意点として、12月の韓国はとにかく寒いです。
日本の多くの地域よりも韓国は北に位置するため、日本にいる時よりも若干気温は下がると考えておきましょう。
12月の韓国の気温
まずは、12月の韓国の気温を表にしてまとめました。
都市名 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 平均降水量 |
---|---|---|---|---|
ソウル | -0.9℃ | 3.0℃ | -4.7℃ | 22.6mm |
釜山 | 4.6℃ | 9.4℃ | 0.5℃ | 26.1mm |
仁川 | 0.3℃ | 3.8℃ | -3.1℃ | 19.5mm |
春川 | -2.7℃ | 2.2℃ | -7.2℃ | 23.7mm |
大田 | 1.1℃ | 5.6℃ | -2.7℃ | 24.3mm |
浦項 | 3.7℃ | 8.5℃ | -0.4℃ | 34.5mm |
済州 | 7.6℃ | 11.7℃ | 3.8℃ | 57.5mm |
上の表のとおり、かなり平均気温が寒いことがわかります。
特にソウルや仁川などの中部地域では、最高気温が5℃以下、最低気温は氷点下になる日も多く、冷たい風が肌を刺すような寒さを感じます。
また、日本よりも降水量が少なくなることを覚えておきましょう。
乾燥した寒さを想像しておくことをおすすめします。
12月の韓国旅行におすすめの服装
基本的に、日本と同じ服装か少し防寒に適した服装で韓国に行くことをお勧めします。
12月の韓国での個人的なおすすめの服装は以下の通りです。
- ロングのアウター
- 発熱インナー
- ボトムズ
- 防寒ブーツ
ただし、屋外は極寒ですが、室内や地下鉄は暖房が強めな場合もありますので、脱ぎ着しやすい重ね着がベストですね。

ワンポイントアドバイス!
乾燥対策としてリップクリームと保湿クリームも持参しましょう。
アウターはロング丈のダウンコートが安心!
韓国の冬の外出では、防寒性の高いアウターが命です。



特におすすめなのは、膝丈以上のロングダウンコートや中綿入りの厚手コート。
冷気が入らず、体の芯から温かさを保ってくれます。
ちなみに、フード付きのタイプなら雪や冷気対策にも◎。街中でも黒やベージュなど落ち着いたカラーが人気の印象です。
ウエストが絞れるデザインは防寒とおしゃれを両立できますね。
韓国の現地の人も、真冬はほぼ全員がダウンを着用している印象で、日本からの旅行でも浮かずに溶け込めます。
インナー:発熱素材&重ね着が鍵
外は寒くても、韓国のカフェや地下鉄、百貨店などは暖房がしっかり効いているため、インナーは調整しやすい重ね着スタイルがおすすめです。
- ユニクロなどのヒートテック(極暖・超極暖)
- 裏起毛の長袖インナーシャツやレギンス
- 長時間の屋外観光なら、薄手のニットやセーターの重ね着も◎
汗をかいたまま外に出ると冷えてしまうので、吸湿速乾性の高いインナーを選びましょう。
インナーは発熱素材&重ね着が鍵
外は寒くても、韓国のカフェや地下鉄、百貨店などは暖房がしっかり効いているため、インナーは調整しやすい重ね着スタイルがおすすめです。
ユニクロなどのヒートテック(極暖・超極暖)は日本でも人気ですね。
裏起毛の長袖インナーシャツやレギンスもいいでしょう。
韓国旅行ですから、長時間屋外にいることも考えられます。
薄手のニットやセーターの重ね着もおすすめです。
靴は滑りにくい防寒ブーツ or 防水スニーカーがおすすめ
12月の韓国では、路面が凍結したり雪が積もることもあります。
おしゃれも大事ですが、安全かつ暖かく歩ける靴を選ぶことも重要です。



コケて汚したらせっかくの旅行が台無しですから…。
防寒・防水機能付きのブーツ、滑り止めのあるアウトソールを意識しましょう。
長時間歩いても疲れにくいクッション性のある靴であることも大事です。
靴は機能面を重視して選んだほうがいいと思います。
防寒アクセサリーも忘れずに
意外と忘れやすいものが防寒アクセサリーです。
小物での保温対策は特に重要ですね。
- 手袋
- マフラー or ネックウォーマー
- ニット帽 or 耳あて
- カイロ
かさばると荷物が増えて嫌だとは思いますが、できる限り準備して持っていくことをお勧めします。
現地で購入するとお金がかかりますからね。
12月の韓国旅行の値段の目安
12月の韓国旅行の値段の目安について解説します。
航空券、ホテル代、食費についてそれぞれまとめてみました。
12月の航空券
注意点として、12月の航空券は、月の前半と後半で価格に大きな差があります。



重要なので覚えておいてね。
一般的に12月上旬から中旬は比較的安く、12月20日以降はクリスマス・年末年始に向けて急激に高騰します。
航空会社 | 出発空港 | 目的地 | 12月上旬(平日) | 12月下旬(年末) |
---|---|---|---|---|
チェジュ航空 | 成田・関空・福岡ほか | 仁川 | 25,000〜35,000円 | 55,000〜75,000円 |
エアソウル | 関空・福岡・成田 | 仁川 | 20,000〜30,000円 | 50,000〜70,000円 |
ティーウェイ航空 | 成田・中部・関空ほか | 仁川・金浦 | 23,000〜33,000円 | 50,000〜70,000円 |
ピーチ・アビエーション | 関空・成田 | 仁川 | 22,000〜32,000円 | 48,000〜65,000円 |
ジンエアー | 成田・関空・福岡 | 金浦・仁川 | 24,000〜35,000円 | 55,000〜70,000円 |
韓国旅行で人気のLCC(格安航空会社)は、路線数も多く、価格を抑えたい個人旅行者の強い味方です。
12月下旬に入ると、特に12月23日〜31日あたりの出発便は人気が集中し、LCCでも往復6万円〜8万円、大手では10万円前後になることも珍しくありません。



もちろん予約するタイミングによっても異なりますが…。
クリスマスから年末の期間は高いと思っておいた方が無難です。
また、週末出発や連休前後の便も高くなりやすいため、価格を抑えたい場合は平日出発、遅くとも12月中旬までに予約するのがポイントです。
実は覚えておいてほしいマル秘テクニックとして、出発地によっても価格に差があります。
関西国際空港や福岡空港は比較的安い傾向にありますよ。
12月のホテル代
基本的に冬の韓国旅行はオフシーズンなので安い傾向にあります。
12月の中旬まではオフシーズン価格で泊まれるケースも多く、かなりコスパが良いです。
ただし、クリスマスや年末年始にかけてはホテル料金が上がる傾向があります。



直前の予約だと、とんでもない値段になります…。
宿泊タイプ | 1泊の目安料金(1室) | 特徴・おすすめポイント |
---|---|---|
ゲストハウス | 4,000〜7,000円 | 安価で清潔な個室が多く、バックパッカーや一人旅に最適。韓国の若者文化に触れやすい |
2〜3つ星ホテル | 7,000〜12,000円 | 観光拠点として便利な立地が多く、快適性とコスパのバランスが良い |
4つ星ホテル | 12,000〜18,000円 | 設備が充実しており、カップルや家族旅行におすすめ。朝食付きプランも人気 |
高級ホテル(5つ星) | 20,000円以上 | ラグジュアリー志向の旅に最適。仁寺洞・江南などに多く、非日常を味わえる |
※料金は時期や空室状況により変動します。年末年始は特に早めの予約がおすすめです。
12月の韓国旅行のイベント
個人的に必ずチェックしたい、12月の韓国のイベントを紹介します。
ソウル・クリスマスフェスティバル(Seoul Christmas Festival)
ソウルの冬を彩る「ソウル・クリスマスフェスティバル」は、毎年12月中旬から年明けにかけて、清渓川(チョンゲチョン)沿いで開催される幻想的なイルミネーションイベントです。
夜になるとライトアップされた会場には地元のカップルや観光客が集まり、ホットチョコレートや軽食を販売する屋台も登場。



入場は無料なので、気軽に立ち寄れるのも魅力!
韓国の冬旅で「これぞクリスマス!」という雰囲気を満喫したい方には、ぜひ訪れてほしいスポットです。
釜山クリスマスツリー文化祭り(Busan Christmas Tree Cultural Festival)
釜山で毎年恒例の冬イベント「クリスマスツリー文化祭り」は、南浦洞(ナンポドン)エリア一帯が巨大なイルミネーションに包まれる華やかなイベントです。
イベント期間中は、屋外ステージでの音楽パフォーマンスや市民合唱団によるクリスマスキャロル、地域の学生による演劇なども披露され、地元住民と観光客が一体となって冬の祝祭を楽しみます。
また、イルミネーションは夜遅くまで点灯されているため、夜の散歩がてらゆっくりと楽しむことも可能です。



釜山を冬に訪れるなら、立ち寄って損はない定番イベントだね。
ロッテワールド・ウィンターフェスティバル(Lotte World Winter Festival)
ソウル市内にあるテーマパーク「ロッテワールド」では、毎年12月に「ウィンターフェスティバル」が開催されます。
この時期のロッテワールドは、まるで童話の世界に迷い込んだかのような雪と光の演出が満載。
パーク全体がクリスマスムードに包まれ、スタッフの衣装やパレードも冬限定のデザインになります。
フェスティバル期間中は、屋内エリアと屋外エリアに特別装飾が施され、夜にはイルミネーションショーも実施。
寒さを気にせず、暖かい屋内でアトラクションを満喫できるのもロッテワールドならではの魅力。



観光とエンタメを同時に楽しみたい方にぴったりのイベントですよ。
済州 冬の火まつり(Jeju Fire Festival)
済州島では、伝統農耕文化に根ざした「済州火まつり(제주들불축제)」が毎年冬に開催されます。



例年3月開催が多いものの、年によっては12月下旬に前倒しで行われることもあり、旅行時期が重なると運が良ければこの迫力あるイベントに出会える可能性も。
舞台は済州の広大な野原「サムソンヒョル草原」。火を灯した松明やたいまつを手にした参加者たちが大地をめぐり、草原一面に炎が広がるダイナミックな光景が広がります。
野外開催のため、防寒対策を万全にして訪れることをおすすめします。
済州の文化と自然を体感できる、他にはない冬のイベントです。
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